本記事は多肉植物の「徒長」についての内容になっています。
「徒長」というと、あまり聞いたことのない言葉かもしれませんが、要するに植物が伸びすぎてしまった状態のことです。
この「徒長」が起きてしまうと、多肉植物によくない影響が出てきます。
- 茎がひょろひょろ伸びる
- 植物の形がいびつになる
- 害虫が繁殖しやすい環境になる
一度伸びてしまった部分は元に戻りませんが、諦めないといけないかというとそうではありません。
「多肉植物が徒長する原因とは?」
「徒長した場合はどうすればいい?」
「徒長させないための育て方を知りたい。」
今回はこういった疑問にお答えしていきます。
<目次>
多肉植物が徒長する原因とは?
多肉植物が徒長する原因は、「日照不足・水のやりすぎ・栄養過多・栄養不足」の4つがあげられます。
よくある原因から順番にご説明します。
<日照不足>
徒長は日照不足が原因となって起きていることがほとんどです。
日当たりが悪いと、光合成ができないため植物は少しでも日にあたろうと伸びてしまいます。
<水のやりすぎ>
水やりも場合によっては、「徒長」を促進させることがあります。
多肉植物は葉に多くの水を溜め込みますが、過剰な摂取は茎を伸ばしやすくなってしまうので注意が必要です。
特に冬場は日照時間の減少と水やりのせいで「徒長」してしまうことがあります。
<栄養過多>
これは肥料をあげてお世話をしている方によく見られます。
水と同様、栄養を多くあげすぎると多肉植物の「徒長」を促してしまい、伸び過ぎや変形につながります。
肥料を減らしたり、一旦やめて様子をみましょう。
<栄養不足>
多肉植物が弱っていて、なおかつ肥料をあげてない状態に見られます。
この場合は肥料を足してあげると正常な状態に戻ります。
ただし、肥料は多肉植物の根っこを痛める場合もあるため、量の調節は慎重に行いましょう。
とはいえ、多肉植物は一度伸び過ぎると元に戻れません。
「徒長」で伸びすぎてしまった場合は、仕立て直しをしてあげましょう。
徒長した多肉植物は仕立て直し
多肉植物の仕立て直しの方法は2つあります。
茎が伸びてしまうことが多いので、茎をカットする「挿し木」の方法からご説明します。
<挿し木>
①伸びすぎてしまった茎の部分をカットします。
②カットした付近に葉がついている場合はとってあげましょう。
→とった葉は「挿し芽」に使いましょう。
③カットした部分をしっかり乾かします。
④カット部分が下になるように立て、日当たりの良い場所で数日起きます。
→横にして置くと、変形しやすくなるので注意が必要です。
⑤しっかりと発根してきたら、植え替えます。
→発根が不十分な状態で植え替え、水やりをするとダメになりやすくなります。
<挿し芽>
①「挿し木」や仕立てでカットした葉っぱを利用します。
②カットした部分を下向きに立てて乾燥させます。
③発根したら鉢に植え替えます。
→挿し木と同様に、不十分な状態での植え替え・水やりでダメになることがあります。
多肉植物は伸びたら仕立て直して対処すれば良いですが、毎回伸びすぎてカットを繰り返すのも大変です。
健康的に育ててあげるためにも、伸びすぎないお世話の仕方をしましょう。
多肉植物を徒長させないための育て方
「徒長」させないためには、日当たりの良い場所で育ててあげることが必要です。
これは冒頭でも説明した通り、徒長の主要な原因が「日照不足」にあるからです。
特に、冬は日照時間が減って水やりのタイミングを間違えると伸びやすくなるので注意しましょう。
とはいえ、冬以外でも日照不足と水のやりすぎで「徒長」しやすいことに変わりはないので、普段から日当たりの良い場所で、季節ごとに水やりのタイミングを調節してお世話するのがベストです。
また、この他にも冬の多肉植物の育て方については注意しておくべき点があります。
下記の記事でも解説していますので、宜しければ一読いただければと思います。
まとめ
多肉植物の「徒長」について、原因や対処方法について解説しました。
伸び過ぎた状態をあまり気にしない人も多いかと思いますが、変形や害虫の繁殖を促進してしまうので早めに対処されることをおすすめします。
今回お伝えしたかったポイントをまとめると…
1.「徒長」の状態は多肉植物に悪影響
→正常な成長の阻害、変形、害虫が繁殖しやすい環境づくりをしてしまう。
2.「徒長」で伸びすぎたら仕立て直し
→伸びすぎた多肉植物は元にもどらない。
元の株を剪定。カットした部分を挿し芽・挿し木に使って子株を増やす。
3.「徒長」させないために育て方を見直す
→日当たりを重視する。また、水やりは季節ごとに調節をする。
という3点になります。
多肉植物は簡単にお世話が出来る分、日本で育てるには季節に応じて丁寧に育てないといけない面もあります。
特に「徒長」は、はじめて多肉植物を育てる人はよく直面する問題だと思います。
もし「徒長」で伸びすぎてしまった場合は、こちらの記事を参考に対処してみてください。
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この記事のライター紹介
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