今回は「多肉植物に使う農薬のオルトランについて知りたい。」といったことでお悩みの方向けの内容になっています。
植物を病気や害虫から守るために、農薬を上手に使用したいですよね。
多肉植物に使われる農薬といえば、「オルトラン」が有名です。
とはいえ、農薬を初めて使う方にとっては色々不安があるかと思います。
「オルトランってそもそも何?」
「オルトランの使い方を知っておきたい。」
「すぐに害虫駆除するにはどうすれば良い?」
こういった疑問にお応えして、今回は「多肉植物へのオルトランの正しい使い方やポイント」について解説していきます。
<目次>
多肉植物にはオルトランDX!
多肉植物の害虫被害といえば、カイガラムシによるものがほとんどです。
カイガラムシの被害にお悩みなら、
『オルトランDX』という農薬がおすすめです。
とはいえ…
『オルトランDXとは?』
という方も多いかと思います。
どういった農薬なのか、簡単にご紹介いたします。
オルトランDXの効果・使い方
オルトランDXは多肉植物を育てている土に、粒状の農薬を撒くタイプのものです。
オルトランDXの効果とは…
→薬物の成分を多肉植物が吸い上げる。
その後、カイガラムシが植物から吸収することで駆除する。
効果期間は約一ヶ月程度。
といったものです。
オルトランDXの特徴は、土に撒くだけというシンプルなところにあります。
液体系の農薬もありますが、薄めたりなど分量調節が難しいのでおすすめ出来ません。
あまり慣れていない方には、オルトランDXのように粒状の農薬が使いやすいかと思います。
オルトランDXの使い方に注意!
オルトランDXには殺虫成分が含まれていますが、植物自体にかけても効果はありません。
農薬とはいえ、粒状のタイプのものは土に浸透して苗が吸収しなければ意味が無いためです。
こういった理由もありますから、農薬は正しい使い方を事前に確認することが大切です。
「前もって土に混ぜこんでおいても大丈夫?」
といった質問をいただくことがありますが…
「問題ありません!」
むしろ、多肉植物の植え替え前などに土に混ぜ込んでおけば、見栄えも損ないません。
とはいえ、粒状の農薬は水やりによる成分の溶け具合で差が出ることがあります。
多肉植物の適切な水やりについては、下記の記事でも詳しくご紹介しています。
多肉植物に使うオルトランの分量は?
多肉植物に使うオルトランの目安量は、1gが目安です。
1g程度であれば、スプーン一杯の農薬を土に撒く程度の分量になります。
とはいえ、使用する農薬によって目安分量が記載されていますから、育てている大きさによって調節が必要な場合もあります。
農薬によって適切な分量差もありますから、事前に適正量をしっかり確認しておきましょう。
すぐに害虫を駆除したいなら
すでに害虫が増えてしまっているなら、ピンセットや爪楊枝で取り除きましょう。
というのも、オルトランでは殺虫の即効性がないためです。
まずは害虫を少しでも減らして、多肉植物へのダメージを少しでも減らすように努めましょう。
もし、オルトラン以外の農薬の使用もお考えなら…
スプレータイプの農薬も検討してみてはいかがでしょうか?
即効性のあるオススメの農薬をご紹介いたします。
即効性のあるオススメ農薬
ベニカXファインスプレー
これは、薄めたりせずにそのまま使えるタイプの散布系農薬になります。
希釈しなければいけない液体タイプの農薬が多いのですが、このスプレーならすぐに使えて即効性もあるので便利。
また、かび由来の病気の予防にも使われるので害虫駆除と併せて病気対策にもおすすめです。
オルトランの種類のちがい
農薬のオルトランには、2つ種類があります。
この違いとは、含まれている殺虫成分にあります。
それぞれについて簡単にご紹介しますと…
・オルトランDX
→アセフェート+クロチアニジン
・GFオルトラン
→アセフェート
といったものになります。
今回取り上げたオルトランDX、GFオルトランはどちらも観葉植物への使用に適していますが、殺虫成分の多いオルトランDXを使用される方が多いようです。
農薬といっても入っている成分や、使用が適切な植物が決まっています。
それぞれ、使用するのに適切な植物が変わってくるのでしっかり確認しましょう。
多肉植物にはオルトランDX|今回のまとめ
今回は「多肉植物へのオルトランの正しい使い方・ポイント」について解説しました。
今回お伝えしたかったポイントをまとめると…
他の植物と同じ様に、多肉植物も害虫の被害を受けます。
特に、多肉植物はカイガラムシという白や黒い虫がつきやすいです。
こういった害虫は放置すると多肉植物をダメにするので、「オルトランDX」などの農薬でしっかりとした対策が必要です。
害虫が多い場合は、オルトランDXなどの土に混ぜるものの他に、散布系で即効性のある「ベニカXファインスプレー」といった農薬も併用すると良いでしょう。
こういった害虫対策をするにも、日頃から多肉植物をしっかり観てあげることが大切です。
鯨の多肉園では、多肉植物の栽培に役立つ情報を定期的に発信しています。
気になったことがあれば、ぜひ本サイトの記事を参考していただければと思います。
この記事のライター紹介
創(TSUKURU)
後ろ向きに前向きなMinitsukuブログ運営者。
WEBライターの経験を活かした、人生コンテンツをメインに情報発信するブログをやっています。
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