今回は「多肉植物には肥料が必要なのか、どう使えば良いのか。」といったことでお悩みの方向けの内容になっています。
植物を大きく色づきも良く育てるために、肥料が使用されることがあります。
多肉植物の場合も同じく、肥料を与えることがあります。
ですが、肥料は使い方には要注意!
肥料は多肉植物をダメにしてしまう原因になることも。
「多肉植物の栽培に肥料は必要?」
「肥料の使い方について知りたい。」」
「多肉植物に肥料を使う際の気を付けるべきポイントは?」
今回はこういったお悩み・要望にお答えして、「多肉植物への肥料の使い方・上手に使うためのポイント」について解説していきます。
<目次>
多肉植物には肥料が必要?
「多肉植物の栽培には肥料が必須ですか?」
といったように疑問に思われる方は多いのですが…
結論からお話すると、肥料の使用は必須ではありません。
多肉植物の特徴もふまえ、少しご説明しますと…
多肉植物は荒地や乾燥地帯といった、水分・栄養分が乏しい気候が原産です。
常に水や栄養分が十分でなくとも育つくらいには丈夫なので、肥料は必ずしも必要ではありません。
とはいえ…
「多肉植物を大きく育てたい!」
「独特な色合いを楽しみたい!」
「植物に元気がなくなっている…」
といった場合は、肥料を与えて健康的に育てる必要があります。
肥料のやり方について、次でご紹介します。
多肉植物への肥料のやり方
肥料のやり方は、肥料の種類によって異なります。
肥料といっても、液体のものや粒状の細かいものから小さい玉の様な形状の物など。
「液体肥料や固形肥料があるけど、どちらが良い?」
こういった質問をいただくことがありますが、用途によって適した肥料があります。
それぞれの肥料の特徴も交え、簡単に説明すると…
液体肥料
液体肥料
→特徴:水で薄めて使用するタイプの肥料。
即効性があり、短期間で栄養が植物に吸収される。
液体肥料の場合は効果の持続が1~2週間程度と短いため、土の栄養分が無くなった場合などの植え替え準備の間によく使われます。
固形肥料
固形肥料
→特徴:土に混ぜるタイプの肥料。
効果が出るのに時間がかかり、少しずつ栄養が土に浸透する。
緩効性(かんこうせい)肥料とも呼ばれ、時間をかけて健康的に・大きく育てたい場合によく使われます。
以上のように、短期的なら液体肥料・長期的なら固形(緩効性)肥料がオススメです。
多肉植物の植え替えをよくされる方は、肥料をよく使用することになるかと思います。
植え替えについては、下記の記事で詳しくまとめています。
肥料のやりすぎで多肉植物が枯れる
「肥料はたくさんあげた方がよく育つ?」
と思われるかもしれませんが…
肥料をやりすぎてしまうと、多肉植物は枯れてしまいます。
というのも、土の中の栄養バランスが崩れ、浸透圧の関係で多肉植物の根っこから水分が抜き取られるようになってしまうためです。
結果、多肉植物の根っこが傷んで黒く変色したり枯れる原因になってしまいます。
このような状態を「肥料焼け」と言います。
肥料焼けの対処方法について、次でご説明いたします。
肥料焼けの対処方法
肥料焼けを起こしてしまった場合の対処方法があります。
今回は、植え替えが出来る時・出来ない時の2つのパターンをご紹介します。
植え替えが出来る時
肥料焼けに気づいたら、肥料の使っていない土に植え替えをしてあげましょう。
とはいえ、肥料焼けが軽度の場合に限ります。
具体的に、多肉植物の状態を挙げると…
1.多肉植物にまだ元気がある
2.しっかりと根が張っている
3.土がある程度乾燥している
以上の条件を満たしていれば、肥料焼けから助かる見込みがあります。
植え替えが出来ない時
植え替えの準備が難しい場合は、水やりで過剰な栄養分を出してしまいましょう。
数日間にわけて、鉢底からしっかりと水が出てくる程度の水やりを行います。
ここで重要なのは、水やりをした後はしっかりと風とおしの良いところで乾燥させることです。
多肉植物は過剰な湿気に弱い特徴があるため、根っこが枯れてしまう原因になってしまいます。
こういった理由もあり、肥料のやりすぎは「肥料焼け」を引き起こし多肉植物をダメにしてしまいます。
そのため、肥料はごく少量から与え始めることが大切なのです。
また、肥料の他にも病気や害虫、育て方が原因で多肉植物は枯れてしまうことも。
多肉植物が枯れる理由については、下記の記事でもご紹介しています。
肥料切れによる変色と対策
肥料の効果が切れると、多肉植物の葉っぱが変色します。
これは、今まで十分に吸収できていた栄養分が土から無くなってしまったために起こります。
肥料切れで変色したり、元気が無くなった場合は肥料をつぎ足します。
このように肥料をつぎ足すことを、「追肥」を言います。
追肥は液体肥料や緩効性肥料を少しだけつぎ足して、与えすぎないように注意しましょう。
また、肥料切れの他にも多肉植物が変色してしまうこともあります。
多肉植物と肥料|今回のまとめ
今回は多肉植物と肥料の関係、使い方や注意事項についてまとめました。
今回お伝えしたかったポイントをまとめると…
肥料はやりすぎは、多肉植物を枯らしてしまったり、歪な形に成長させてしまう原因にもなります。
また一方で、肥料の効果が切れると葉っぱが変色してしまい元気が無くなってしまうことも。
肥料の効果を見るためにも、まずはごく少量からやり始めて後から追肥で上手に調整して育てることが大切です。
鯨の多肉園では、多肉植物の栽培に役立つ情報を定期的に発信しています。
気になったことがあれば、ぜひ本サイトの記事を参考していただければと思います。
この記事のライター紹介
創(TSUKURU)
後ろ向きに前向きなMinitsukuブログ運営者。
WEBライターの経験を活かした、人生コンテンツをメインに情報発信するブログをやっています。
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