この記事は、「多肉植物の病気」についてお悩みの方向けの内容となっています。
多肉植物を育てていると、なんだか調子が悪そうだったり色が急に変わったりすることが出てきます。
とはいえ、
「多肉植物が病気かどうか分からない…。」
「多肉植物の茎や葉先が黒色や白色に変色してしまった。」
「病気の原因にや対策について知りたい。」
といったことでお悩みの方も多いのではないでしょうか?
今回はこういった疑問にお答えして、多肉植物の病気の症状や対策について詳しく解説いたします。
<目次>
多肉植物がかかりやすい5つの病気とは?
多肉植物がかかりやすい病気を5つピックアップしました。
それぞれの症状、特徴についてここでご紹介いたします。
カビが主な原因の多肉植物の病気
<黒斑病>
多肉植物の葉っぱや茎に黒い斑点模様ができる病気です。
カビ由来で黒くなってしまい、変色してしまうと元の色には戻りません。
<さび病>
多肉植物の葉っぱにさびた様なシミが出来る病気です。
種類によって変色する色が異なり、黒色や褐色などがあります。
<うどんこ病>
うどんの粉の様な白いカビが葉っぱの表面に広がる病気です。
糸状菌というカビが原因で発生します。
その他の多肉植物の病気
<軟腐病>
軟腐病は多肉植物の葉っぱ・茎などがふにゃふにゃになったり、溶けるような状態になる病気です。
カイガラムシといった吸汁性の害虫が原因で、カビが繁殖する病気になっています。
<すす病>
すす病は、多肉植物の葉っぱが黒くなってしまう病気です。
カビの繁殖が原因ですが、害虫被害が由来の病気でもあります。
以上のような各種の特徴を踏まえて、多肉植物がどの病気にかかっているかを見分ける目安にしていただければと思います。
次では、具体的な対策と改善方法について解説いたします。
多肉植物の病気|黒斑病の対策方法
黒斑病になってしまった多肉植物は、黒くなってしまった葉っぱを取り除くことで対応しましょう。
というのも、黒斑病に感染すると多肉植物の株内で症状が徐々に広がっていってしまうためです。
黒斑病はカビ由来ということもあり、高温多湿の梅雨の時期によく発生する傾向があります。
予防策としては、風あたり・日当たりの良い場所で育てることがおすすめです。
特に日本の夏場は多肉植物が苦手な環境ですので、室内の場合は冷房・除湿・サーキューレータなどをうまく利用してあげるとうまく育てることが出来ます。
多肉植物の病気|さび病の対策方法
さび病も黒斑病と同様に、病気の症状が出てしまった葉っぱをカットしてしまいましょう。
カットをしてしまう理由としては、「さび病」は「黒斑病」と同様にカビ由来で、多肉植物全体にどんどん広がっていってしまうためです。
ちなみに、さび病は「表面が産毛に覆われているもの」・「栄養過多・不足で弱っているもの」が感染する傾向にあります。
予防策としては黒斑病と同じく、風あたり・日当たりを良くして高温多湿を避ける工夫が必要です。
多肉植物の病気|うどんこ病の対策方法
うどんこ病もカビ由来の病気で、葉っぱに白い粉が吹いたようなカビが増えていきます。
このカビは葉っぱに繁殖して、光合成を阻害して多肉植物の株をダメにしてしまいます。
もし感染してしまった場合は、症状がひどい感染箇所を切除しましょう。
早めに感染が確認出来て白くなっている箇所がほとんど無い場合は、葉っぱの表面を丁寧に洗って乾燥させることでカットする必要がありません。
とはいえ、うどんこ病は多肉植物の鉢植え内の糸状菌が原因であることが多いので注意が必要です。
再発について心配な方は土も入れ替えたり、病気改善用の専用スプレーの散布がオススメです。
多肉植物の病気|軟腐病の対策方法
軟腐病になってしまうと、多肉植物の腐敗が進行してしまます。
そのため、まだ症状が軽度の場合は、ふにゃふにゃになってしまった葉っぱを切除しましょう。
もし株全体に病気が広まってしまったら、他の多肉植物に感染しないように土ごと処分が必要になります。
というのも、軟腐病は土の水分過多で弱っていたり、害虫がつけた傷口によってカビが繁殖していることが多いためです。
水分過多は送風機などを利用して乾燥促進させれば改善出来ます。
多肉植物の病気|すす病の対策方法
すす病は梅雨の高温多湿の時期に害虫と害虫の排泄物が原因で発生しやすい病気です。
対策としては、害虫駆除が必要でオルトランなどの農薬の散布が必要になります。
この「すす病」はカイガラムシの糖分を含んだ排泄物が要因となっていることが多く、放置すると他の害虫を寄せ付ける原因にもなります。
そのため、早期発見と対策が大事な病気とも言えます。
多肉植物の病気の見分け方・対策方法|今回のまとめ
今回は多肉植物の病気の見分け方・対策・予防方法についてご紹介いたしました。
多肉植物の病気の原因は「カビ」と「害虫」のどちらかですが、これらは普段のお世話をしている環境を変えることで改善が望めます。
やはり多肉植物は日本の夏場のような「高温多湿」の環境では、弱りやすくなってしまいます。
まずは丈夫に育てるためにも、多肉植物に必要な「風あたり」「日あたり」を意識して、乾燥させ気味にさせることを意識してみてください。
もし病気になってしまった場合は、こちらの記事を読んで正しい対策をしていただければ幸いです。
鯨の多肉園では、多肉植物の育て方に役立つ情報を定期的に発信しています。
気になったことがあれば、ぜひ本サイトの記事を参考していただければと思います。
この記事のライター紹介
創(TSUKURU)
後ろ向きに前向きなMinitsukuブログ運営者。
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