今回は「多肉植物の脇芽が出来て困っている。病気じゃないか心配。」といったお悩みをお持ちの方向けの記事内容となっています。
多肉植物を育てていると、茎や葉っぱの隙間から新しい脇芽が生えてくることがあります。
脇芽は放置していると、元の株に新しい子株がくっついた様に育ってしまいます。
特に、「腐れ」によって多肉植物をダメにしてしまうのは初心者の方に多いことが分かっています。
お店で売られている多肉植物たちは綺麗に整えられているので、脇芽のついたものを初めて見る方は、少々驚いてしまうかもしれませんね。
「脇芽が出てきたけど、このまま育てても大丈夫かな。」
「脇芽は出てきたら早いうちにとってしまうべき?」
「脇芽は多肉植物の株分けにも利用できる?」
といった疑問や不安を持たれるかもしれません。
今回はこういったお悩み・要望にお答えして、「多肉植物の脇芽が生えてきた際の対処方法・切り方や子株の増やし方」についてご紹介したいと思います。
<目次>
多肉植物の脇芽がでてきたら
「多肉植物の葉っぱや茎の隙間から脇芽が出てきたけど大丈夫?」
と心配されるかもしれませんが、大丈夫です。
脇芽は新しく茎や葉っぱが出てきているだけなので、悪い影響はありません。
とはいえ…
「なんだか見た目が悪いので、なんとかしたい。」
という方もいらっしゃるかと思いますが、
多肉植物の脇芽が気になる方は、とってしまってもOKです。
多肉植物の脇芽の切り方
多肉植物の脇芽は、茎や葉っぱがしっかりついてからがオススメです。
というのも、脇芽が出てすぐの状態でカットすると、株分けなどに利用し辛いためです。
しっかりと葉っぱがつけば葉挿し、茎も伸びれば挿し木で子株を増やすことが出来ます。
せっかく生えてきた脇芽を活用するためにも、茎が伸びて葉っぱが数枚ついてから、元株の根本からカットしてあげましょう。
脇芽がついた場合の増やし方については、次でご説明します。
多肉植物の脇芽からの増やし方
多肉植物の脇芽が生えてきた場合の、おすすめの増やし方をご紹介します。
脇芽は挿し木に利用するのがオススメ
<挿し木のやりかた>
1.伸びてきた脇芽の根本をハサミでカット
→細菌侵入予防のため、ハサミはアルコールなどで消毒
2.カットした部分を十分に乾燥させる
→元の株は水やりをしばらく控え、脇芽側は切り口を乾かす
3.植え替えをする
→脇芽側の切り口から根っこが生ていることを確認しておく
挿し木についてご紹介しましたが、脇芽が生えてきたら胴切りをされる方もいらっしゃいます。
ですが、胴切りは多肉植物を真っ二つにしてしまうので、弱っていると両方ともダメになってしまうことも。
こういったリスクを考えると、元株を傷ませない「挿し木」が個人的にはオススメです。
挿し木や葉挿しなどについては、以下の記事で詳しくご紹介しています。
多肉植物の胴切りについては、こちらの記事でご紹介しています。
脇芽を挿し木するときに気をつけること
脇芽を挿し木するときに気をつける3つのポイントをご紹介します。
挿し木は成長期に行う
挿し木などの様に株分けをする際は、成長期に行いましょう。
真夏の高温多湿・真冬の休眠期は多肉植物の元気があまりなく、弱っていることがあります。
弱っている多肉植物を株分けしようとすると、新しい根っこや葉っぱが生えてこなかったり、途中で枯れてしまったりする。
こういった理由もありますから、可能であれば挿し木のような株分けは多肉植物の成長期に行うことをオススメします。
カット直後に植え替えはダメ!
伸びてきた茎や脇芽をカットして、そのまま新しい土に植えてはダメです!
カットした状態で土に植えると、切り口から細菌が侵入して腐ってしまいます。
そのため、多肉植物をカットした際は「しっかり乾燥させる」ことが基本です。
しっかり乾燥させ、新しい根っこがしっかり生えたら植え替えてあげましょう。
植え替え直後に水やりをしない
多肉植物を株分けする手法全般に言えますが、植え替え直後の水やりは厳禁です。
というのも、過度な水分は多肉植物を痛める原因になってしまうためです。
新しい鉢に植え替えをしたら、1~2週間様子を見てから水やりをしましょう。
多肉植物の脇芽がでてきたら|今回のまとめ
今回は多肉植物の脇芽が出てきたときの対処方法についてまとめました。
今回お伝えしたかったポイントをまとめると…
1.脇芽が出てきても問題なし
→形がいびつになるなら、根本からカットする
2.脇芽は茎や葉っぱが育ってからカット
→多肉植物を増やす株分けに再利用
3.株分けは挿し木がオススメ
→元株を傷つけず、子株を増やすのに最適
といったところです。
多肉植物の挿し木は…
・多肉植物が大きく育った
・徒長して茎だけ伸びてしまった
・脇芽が育ってしまった
というような際に、子株を増やせるチャンスでもあります。
脇芽が出てきてしまった時に限らず、上記の様なケースで困ってしまっていたら、挿し木で株分けに挑戦してみてはいかがでしょうか?
鯨の多肉園では、多肉植物の栽培に役立つ情報を定期的に発信しています。
気になったことがあれば、ぜひ本サイトの記事を参考していただければと思います。
この記事のライター紹介
創(TSUKURU)
後ろ向きに前向きなMinitsukuブログ運営者。
WEBライターの経験を活かした、人生コンテンツをメインに情報発信するブログをやっています。
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